「セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱」(著/坂爪真吾)
「セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱」(坂爪真吾著/小学館101新書)
「NEWS ポストセブン」などで、取り上げられているので興味があったので、読んでみた。
障害者に対する射精介助を行う非営利組織「ホワイトハンズ」の代表である著者が、
日本におけるセックスのあり方(健常者・障害者含め)、著者が射精介助を行う会社を起業する顛末などを綴っている。
「関わる全員が不幸になる」(この辺の意見には異論があるが)風俗を研究して、「関わる人全員が幸福」になる性サービスを行おうと決心した著者。その結果できたのが、非営利組織「ホワイトハンズ」。自力で自慰ができない障害者に、射精介助を行うというもの。非営利組織といっても決してボランティアではない。料金は15分目安で3千500円だったか。とにかく、ボランティアだと、する側には満足感があるが、される側には後ろめたさがあるので、サービスにはそれなりの対価をもらった方が、いいという考え方。確かに一理あると思う。
「ホワイトハンズ」は風俗ではないため、比較するための風俗論も展開する。
アダルト産業・風俗を語る部分では賛同できない部分もややあるが、風俗がそんなに好きではない(ひょっとしたら好きかもしれないけど)人が書いた意見として、新鮮で面白い。
以前話題になった「セックスボランティア」(河合香織著/新潮社)を意識して書かれているだけあって、
それを超える論理的展開、内容になっていると思う。
口先だけで、持論を言うことは誰でもできる。
その理念を起業として、実現した著者の実行力に脱帽。
「NEWS ポストセブン」などで、取り上げられているので興味があったので、読んでみた。
障害者に対する射精介助を行う非営利組織「ホワイトハンズ」の代表である著者が、
日本におけるセックスのあり方(健常者・障害者含め)、著者が射精介助を行う会社を起業する顛末などを綴っている。
「関わる全員が不幸になる」(この辺の意見には異論があるが)風俗を研究して、「関わる人全員が幸福」になる性サービスを行おうと決心した著者。その結果できたのが、非営利組織「ホワイトハンズ」。自力で自慰ができない障害者に、射精介助を行うというもの。非営利組織といっても決してボランティアではない。料金は15分目安で3千500円だったか。とにかく、ボランティアだと、する側には満足感があるが、される側には後ろめたさがあるので、サービスにはそれなりの対価をもらった方が、いいという考え方。確かに一理あると思う。
「ホワイトハンズ」は風俗ではないため、比較するための風俗論も展開する。
アダルト産業・風俗を語る部分では賛同できない部分もややあるが、風俗がそんなに好きではない(ひょっとしたら好きかもしれないけど)人が書いた意見として、新鮮で面白い。
以前話題になった「セックスボランティア」(河合香織著/新潮社)を意識して書かれているだけあって、
それを超える論理的展開、内容になっていると思う。
口先だけで、持論を言うことは誰でもできる。
その理念を起業として、実現した著者の実行力に脱帽。