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福岡県が、歓楽街で風俗店から広告料を受け取って客を紹介する「無料案内所」の営業を届け出制にする罰則付き規制条例案を14日開会の9月定例県議会に提案する。

条例案を策定した県警いわく、「案内所ではスナックや性風俗店を紹介する際に、時間外の営業や売春など風営法違反を助長する行為が認められるほか、みかじめ料などが暴力団の資金源となっている可能性がある」とのこと。営業を届け出制にし、暴力団関係者の関与があれば廃止命令を出すことになる。

そして警察官に立ち入り調査の権限を与え、学校や病院近くの風俗案内の禁止地域での営業や青少年の利用が確認されれば、案内所と経営者に6ヵ月以下の懲役、または50万円以下の罰金を科すという。

福岡県内の無料案内所は約40店舗、福岡市・中洲地区に30店あり増加傾向。
5年前に増え始めた同県の無料案内所に関係するトラブルの防止や案内所営業の透明性を促すことが狙いのよう。

可決されれば東京都や大阪府に続き全国8番目の案内所規制条例となる。可決後の施行は2013年4月1日になるという。

全国的に増えていく風俗紹介所規制条例。
しかし、福岡県に関しては、実質性風俗の紹介ができなくなった大阪府の条例よりはゆるやかな内容になりそう。
お上の締め付けは東高西低のようだ。